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山梨 竜ヶ岳

富士山が見える山で、童心に返ってみる。

自然の中にいると、つい大声で叫んでみたくなる。

誰しもが、一度は山で「ヤッホー」と叫んだことがあるんじゃないだろうか。

街では静かなあの人も、あまり声を荒げないあの人も、自然の中では無邪気にはしゃいでいるかもしれない。

自然は時に、人を良い意味で童心に返らせてしまうようだ。

今回は、山で自由奔放に振る舞う、さつきさんとまりなさんの仲良しコンビについて行ってみた。

2018.01.21
kota

今回一緒に登った人たち

今回登るのは、山梨県・竜ヶ岳。

富士五湖・本栖湖の南側にそびえる山梨百名山に選ばれた山だ。

一緒に登るのは、ご機嫌の二人組。

本栖湖キャンプ場の駐車場から平坦な道を歩いていくと、竜ヶ岳の登山口に到着する。

まずは、樹林帯を進む。人によっては退屈に感じるこの道も、二人にとっては野遊びのフィールドのようだ。

二人とも、山に登り始めたのはここ1,2年。今ではすっかり山に魅了され、毎週のように登っているという。

しばらくすると、閉ざされていた視界が一瞬開ける。本栖湖の向こうに見えるのは、雪をかぶった南アルプス。

「北岳ドッカーン!」と、よく分からないテンションではしゃぐ二人に思わず苦笑いをしてしまう。

竜ケ岳は4時間ほどで登って降りられるお手軽な山。笹に囲まれた道を進んでいるうちに、気がつけば山頂を目視できるところまで到着してしまった。

竜ケ岳は、眼前に富士山が見える山としても有名だが、二人のテンションに当てられて、ついついその存在を忘れてしまっていた。

山頂に着いてから、日本一の山を振り返る。富士山は不機嫌な様子だった。

ま、しょうがない。

そんな声が聞こえそうなノリで、山頂を存分に楽しむ二人。(正直、ここにはあまり載せられないような写真もたくさん撮れてしまった。。。)

その場にあるもので、何でも楽しめる才能が、彼女たちにはあるみたいだ。

山頂を楽しんだ後は、お昼ご飯。二人とも思い思いの調理に勤しむ。

山頂の気温は氷点下近く。あったかなご飯が身に染みる。

さつきさんが持ってきてくれたケーキに飛びつく二人。

氷点下で食べるケーキ。しかし、これが美味しい。

そんなことをしているうちに、いつの間にか富士山が綺麗に姿を見せていた。

ご機嫌にな富士山よりも遥かにご機嫌な二人の笑顔は、パチパチと音を立てているよう。帰り、本栖湖側の景色が綺麗なことにはしゃぎながら、ハイペースで二人は下っていく。

下山後、本栖湖の畔に佇む二人の背中は、さっきまでのハイテンションぶりから一変して、何となく哀愁を漂わせる。

楽しかった分、終わりが来るというのは寂しいものだ。

それでも、この「楽しかった」が二人を次の山に登らせるのだろう。

人が誰しも持つ童心というか、本性というか、そんなものを曝け出しながら登り合える二人。

とても素敵な関係だと思った。

一緒に登っている人まで楽しくしてくれる二人の世界観は、しばらく忘れられそうにない。

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